病院概要院長の挨拶

院長の挨拶

院長 忍 哲也

埼玉協同病院は1978年に開院し、地域・組合員の皆様に支えられながら発展してきました。現在は地域の基幹的な病院の一つとして、救急医療・がん診療などの急性期入院治療に力を注ぐことが求められています。
一方で高齢者や様々な障害を抱えた方の「住み慣れた場所で安心して暮らしたい」という願いに寄り添う在宅支援の要望がますます高まっています。私たちは埼玉協同病院のリニューアルと並行して、地域包括ケアの拠点としてふれあい生協病院を作ることを決めました。

ふれあい生協病院は主に以下の四つの役割を持ちます。

一、54床の地域包括ケア病棟を開設し、地域の在宅患者様の暮らしを支えます。体調悪化時の入院治療や、介護を行っておられるご家族の負担を軽減するための一時的なお預かり、急性期の入院治療終了後からの在宅復帰に向けたリハビリテーションなどを行います。他の医療機関の皆様とも積極的に連携させていただきたいと考えています。

二、在宅医療部門を強化します。これまで埼玉協同病院から訪問診療を行っていた患者様を引き継ぐことはもちろん、いずれは今の数倍まで数を増やしたいと考えています。訪問診療を担う医師をはじめとする職員の育成も行います。在宅療養支援病院として24時間365日往診可能な体制を作り、患者様の緊急時の相談に乗れるようにします。

三、現在の医療の流れの中では、大きな病院には入院治療への集中が求められています。埼玉協同病院の外来機能の大部分をふれあい生協病院に移すことで、今後もこれまでと同じように受診していただけるようにしました。外来エリアはコンパクトで分かりやすい形になったと思います。重症者に対しては埼玉協同病院の救急部門・病棟と協力して迅速に対応します。

四、健康増進センターを埼玉協同病院からふれあい生協病院に移し、広さを現在の1.5倍に拡充しました。胃がん・乳がん・子宮がん検診などを含むすべての健康診断を、診療エリアから独立した形でスムースに受けていただけます。ぜひ多くの方に利用していただきたいと思います。

ふれあい生協病院は、地域の誰もが安心して暮らせることの支えとなりたいと思っています。埼玉協同病院、老人保健施設みぬま、ケアセンターきょうどうと一体となり「医療と介護の複合体」として、皆様のさまざまなニーズにお応えします。

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